心地よいはりとお灸・衛生管理について

ひとくちに鍼灸といってもいろんな流派がありますが、当院をはじめ 多くの治療家は痛くないはり、熱くないお灸をこころがけています。 誰だって痛いより痛くないほうがいいですよね…?

しかし経絡治療家にとってはそれだけがやさしいはりをする理由ではありません。


経絡治療では古典医学の考えに則って 病のおおもとは体の奥にある、生きるための根源的な機能をつかさどる部分(これを五臓といいます)に元気がないためだと考えます。そしてこの元気のない状態を 精気の虚 とよび 治療対象に据えます。

つまり病を根本的に治すためにはこの五臓のどこかで少なくなっている精気を補充しければならないわけですが、痛いはりをするとかえって逆効果になってしまい 精気の虚 がより激しくなるケースが圧倒的に多いのです。(経絡治療については当院の治療方針ご覧ください。)

… 少し専門的な話になりましたが、実際に当院で使用する鍼は太さ 0.14mm が主流、髪の毛ほどの太さです。しかもその細いはりを多くの場合は 0~2mm 程度しか刺しません。痛みどころか刺さったことに気づかれないことも多いです。


お灸も米粒より小さいくらいのものがほとんどですし、それも 念のため専用のシートを敷いた上からお灸をします。 それ以上大きなお灸をする場合も 下まで燃える前に取り除いてしまうので火傷の心配はありません。特にお灸をうけ慣れない方には 熱くない、あたたかいお灸をするように心がけています。

衛生面では感染事故を防ぐために毎回あたらしい使い捨てのはりを使用しており、シャーレも一度使用したものは滅菌し 次に使用するまで紫外線消毒器に保存しています。

ベッドに敷いてあるタオルも施術のたびにあたらしくとりかえていますので 気持ちよく施術をうけていただけます。

​はりは痛いものではなく、心地よい というのをぜひ実感していただければと思います。

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