​古典に基づいた経絡治療

当院では古典に基づいた経絡治療をおこなっています。

 

つまり、人の体の気血の流れ(経絡)を整えその偏在をなくし 上手に循環させることで健康を保てるように はりとお灸 をします。 … 気 というと捉えがたく難しい感じがしますが、おおざっぱに 気=エネルギー=熱 と思ってもらえればわかりやすいかもしれません。足やお腹が冷えていたり、頭や手足がほてるなどは気の偏りとして考えます。体のどこか一部が熱すぎても冷たすぎてもひとの体はうまく機能しません。

本来ひとには自然治癒力がそなわっており 簡単には病気にかかりにくいはずなんですが、寝不足が続いたり毎日過度のストレスにさらされたりすると この気血を巡らす機能が正常に働かなくなってしまいます。すると免疫が弱くなって風邪をひきやすくなったり、筋肉が硬直しやすくなり 肩こり、腰痛や怪我の原因になります。​長くそういった状態がつづけばさらに重度の疾患を患うことになりかねません。

なるべくそうなる前に患者さんに本来の元気をとりもどしてもらえるようお手伝いさせていただくのが私たち東洋医学を標榜する治療家の役目だと考えています。

経絡治療では古典医学の考えに則って 病のおおもとは体の奥にある、生きるための根源的な機能をつかさどる部分(これを五臓といいます)に元気がないためだと考えます。 四診(望診、聞診、問診、切診)を用いて体の状態を確認し、五臓のバランスがどのように崩れ、どの経絡にその影響が及んでいるのかをつきとめればどの経穴(つぼ)にはりやお灸をすればいいのかが導きだされます。

​西洋医学では名前のつけられない病や根治できないとされる難病、また薬の副作用が辛いなどといった場合でも お体の弱っている機能を改善することで全体の力を底上げし、症状が緩和できるのが経絡治療の強みです。 ​患者さんは何かしら辛い症状を訴えて来られますから その症状をとることに全力で向き合うことは施術家としてあたりまえですが、その症状が体全体のバランスが崩れていることに起因することをきちんと説明できるのが古典医学、東洋医学のすばらしいところです。 

 

経絡治療では症状の出ている場所から離れた場所に鍼やお灸をすることがほとんどですので、患者さんもはじめのうちはどうしてそんなところに鍼をするの?と疑問に思われますが、症状の出ている場所=病の原因 ではないことを説明して、施術の結果症状が改善されれば自分の健康がいろんな要素の組み合わせのうえに成り立っているというのを認識していただけるのではないかと思います。

しかしそれは東洋医学が万能で、神秘的な力によって難病をたちどころに治してしまうということではありません。体の調子を内側から整えて、また時には肉体面のみならず精神面や生活習慣も見直されたその結果 本来そなわっている生命力が勝ったときに病が体を去るのだと考えればよいでしょう。

以下にWHO(世界保健機構)による鍼灸適応疾患を一覧として載せましたが、掲載されていない病気には鍼灸が効かないということではなく、今後も科学が発達し研究が進めば 適応とされる疾患は追加されていくと思われます。

​もし気になる症状がありましたらまずは一度ご相談ください。

WHO(世界保健機構)によって鍼灸の有用性が認められている疾患の一覧はコチラ

2017~ © 真陽堂